親子の老後編集部

信頼できるケアマネジャーの選び方と上手に付き合うコツ

健康・介護

2017.10.29

親に介護が必要になった。目の前に問題点は山積みですが、初めてのことでどうしたらいいかわからないことが多いですよね。介護保険と言われてもどう利用すればいいのか見当もつかないということがほとんどでしょう。

そんなときに強い味方になってくれるのがケアマネジャーです。
良いケアマネジャーについてもらうと、介護生活の苦労もぐっと軽くなります。

しかし、これまでまるで縁のなかった介護の世界。
信頼できるケアマネジャーを選ぶにはどうすればいいのでしょうか。

ここでは、信頼できるケアマネジャーの選び方や、上手に付き合っていくコツについてご説明します。

ケアマネジャーとはどんな人?

ケアマネジャーとは「介護支援専門員」という専門資格を持つ人のことを言います。
ケアマネジャーになるためには、介護福祉士、看護師、保健師などの資格を持ち、5年以上の実務経験のある人が試験を受けなければなりません。

つまり、介護や福祉の現場を知ったうえで全体のマネジメントをするポジションということになります。

ケアマネジャーの仕事には、大きく分けて二つの面があります。

一つ目は、介護が必要となった人の相談に乗り、介護生活をフォローすることです。
介護を受ける本人やその家族と話し合いをして、その要望をもとにケアプランを作ります。そして、そのケアプランが適切に実施されるように手配していきます。

もう一つの面は、ヘルパー派遣やデイサービスのような介護サービスを行う事業所に対して、利用者の代わりにさまざまな連絡や調整を行うことです。

ケアマネジャーは、居宅介護支援事業所などの介護サービス事業所に所属しているのがほとんどです。そのケアマネジャーにお願いしたからといってそのケアマネジャーが所属している事業所を必ず利用しなければならないということではありません。しかし、その事業所を利用するほうがスムーズではあります。

ケアマネジャーの選び方

ケアマネジャーを選ぶ方法には大きく分けて二つのルートがあります。

まず一つ目は、居宅介護支援事業所を選び、そこに所属しているケアマネジャーの中から選ぶルートです。

介護保険の申請をすると、地域包括支援センターや市区町村の介護支援課から居宅介護支援事業所のリストがもらえます。その中から候補を選びます。介護は毎日のことになる可能性もあるので、できれば自宅から近いところのほうがいいでしょう。

また、かかりつけ医と連携しているところなら安心感があります。近所ですでに介護サービスを利用している人に、居宅介護支援事業所の評判を聞いてみるのもいいでしょう。
居宅介護支援事業所を選んだら、そこに所属しているケアマネジャーの中から相性のよい人を選びましょう。

二つ目は、ケアマネジャーから選ぶルートです。すでに介護サービスを利用している人や、病院の看護師などに信頼できるケアマネジャーがいないか聞いてみましょう。
介護とは人と人との相性がとても大切なことですから、口コミは大きな情報になります。
良さそうなケアマネジャーが見つかったら、その人が所属している介護サービス事業所に連絡をとってみましょう。

信頼できるケアマネジャーを選ぶためのチェックポイント

信頼できるケアマネジャーを選ぶときに押さえておきたい確認項目は以下のとおりです。

1.ケアマネジャーの経歴や得意分野

ケアマネジャーと一口に言っても、その経歴はさまざまです。
介護福祉士を長くやった人ならば毎日の介護に関して細やかなフォローをしてくれるでしょう。持病がある場合は、看護師の経験があるケアマネジャーが安心かもしれません。
保健師をしていた人ならば、地域のさまざまな施設ともつながりを持っているでしょう。
介護を受けるときに何を重視したいかを最初に確認しておくようにしましょう。

2.相談がしやすいか

介護生活はその家によってそれぞれ違います。
また、介護生活が長くなるにつれて、必要となることもどんどん変化していきます。
ケアマネジャーに大切なのは、介護を受ける人や家族の話をよく聞いてケアプランに反映することです。どんな小さなことでも気軽に話せて対応してもらえる人を選びましょう。

3.幅広い知識を持っているか

実際にケアプランを組む際には、介護保険についての知識だけでなく、介護に関する幅広い情報や、それを柔軟に組み合わせる提案力が大切になってきます。自分が所属している介護サービス事業所だけでなく、地域の他の事業所や、民間の介護サービスなどについても詳しいケアマネジャーだと安心です。

4.フットワークが軽いか

介護サービスを受けるときにはさまざまな事業所との調整が必要です。
また、介護生活の中ではさまざまなことが起こります。徘徊やケガなど思わぬトラブルが起こることもないとは言えません。そういうときにすぐに動いてくれて適切な対応をしてくれるケアマネジャーだと心強いですね。

ケアマネジャーと上手に付き合うコツ

ケアプランは家族とケアマネジャーが協力して作るものです。そのためにも、ケアマネジャーとはよいコミュニケーションがとれるように心がけましょう。

まずは、要介護者の状態や家族の状況をありのままに伝えることが大切です。
介護が必要になると、本人だけでなく、家族の中でもトラブルが起きたりするものです。また、外には隠しておきたいこともあるかもしれません。

しかし、適切なケアを受けるためには、ケアマネジャーに家族の状況を把握しておいてもらうことが必要不可欠です。

ケアマネジャーは経験豊富な介護のプロです。これまでにさまざまな家族の様子も見てきています。困った状況であっても率直に伝えれば、こちらが思いもつかなかった提案をしてくれるかもしれません。
金銭的に苦しい場合でも、その予算に納まるようなプランを考えてくれます。

また、ケアマネジャーはたくさんの利用者を担当しています。遠慮してこちらの要望を控える必要はありませんが、ケアマネジャーに過度の負担をかけないように配慮することも大切です。状況が変化したときには早めに連絡するようにしましょう。

ケアマネジャーの変更方法

どんなに評判のいいケアマネジャーでも、人と人とのことですから相性の合う、合わないがあります。どうしても合わなくて介護生活に支障をきたすようなら、ケアマネジャーを変更することも可能です。

ケアマネジャーを変更したいときには、介護サービス事業所に連絡してケアマネジャーを変えてもらうように依頼しましょう。
もし、ケアマネジャーだけでなく事業所にも問題を感じている場合は、他の居宅介護支援事業所にケアマネジャーの変更を相談することもできます。

また、地域包括支援センターや、市区町村の介護課に相談して変更することもできます。
ケアマネジャーを変更したとしても、現在受けている介護サービスが気に入っているときはそのまま継続することができます。新しい事業所にその旨を伝えて引き継いでもらうようにしましょう。

信頼できるケアマネジャーを選ぼう

ケアマネジャーは介護生活の頼れるパートナーです。信頼できるケアマネジャーに出会えれば、介護生活の大変さも違ってきます。
ケアマネジャーとよいコミュニケーションをとっていくようにしてくださいね。

>>「要介護度・要支援度の目安と決まり方、介護認定ごとの給付額」はこちら
>>「介護予防サービスとは何か?その目的、種類と選ぶポイント」はこちら
>>「介護サービスの種類と選ぶポイント、介護予防サービスとの違いは?」はこちら

この記事が気に入ったら
いいね!しよう